こんにちは。もこです。今回は面接時の服装についてお話します。
書類選考を通って面接が決まった!
でも、面接に何を着て行ったらいいの?スーツなんて持ってない
せっかく書類選考が通って面接が決まったけど、面接に着ていくスーツがない!何を着て行ったらいいの?とお悩みではありませんか?
正直言って、面接でしか着ないスーツをわざわざ買いたくはないですよね。
スーツがないとはいえ、適当な服装をして面接を受けて不採用になってしまうのは避けたいところです。
そもそも面接にはスーツを着ないといけないのでしょうか。スーツがないときはどうしたらいいのでしょうか?
面接時の服装についてのギモンを、女性の就労支援に携わり、のべ300名以上の就職活動のお手伝いをしてきた筆者が解説します。
面接時の服装はスーツがベスト!
なぜ、面接時にはスーツがベストなの?
面接にはスーツを着ていきましょう。スーツを着ていくことで、
- 社会のルールやマナーに配慮できるとわかる
- TPOに合わせた服装ができる人だとわかる
- 応募先の企業で働く意欲があるという印象を与える
応募先の企業にこのような印象を持たれます。
やはり、面接にはスーツを着ていくのが基本です。とはいえ、スーツを持っていないと
面接にスーツを着なかった場合、どうなる?【筆者の経験談】
筆者は面接官を担当した経験があります。
応募者はほとんどスーツの方ですが、中には普段着(例:黒のチュニックとグレーのチノパン)の方もいました。
スーツを着てこなかった=即不採用!ではありませんが、スーツを着ている応募者を見たあとで私服の方を見ると、本当にこの会社で働きたいのかな?といった印象を持たれることは事実です。
一緒に面接官をした上司が、
面接にスーツくらい着てこれなかったのかな・・・
と、ボソっとつぶやいていました。
働きたいと応募してくる会社に対して失礼だという印象を受けたそうです。
あくまで一例ですが、面接にスーツを着てこないと面接官には失礼な印象を持たれる場合もあるということです。
私服で来た方も、スーツがどうしても用意できなかった事情はあるのでしょう。
ただ、面接官としては、自分の会社で働きたい意欲を感じられず、実際に働くときも、いい加減な仕事をするのではないかといった印象を受けるのは事実です。
ちなみに、私服で面接を受けた方は不採用でした。私服が直接の原因ではありません。
他の応募者に意欲があり、経験があった方がいて、その方を採用しました。
企業の方針や面接官の考え方にもよる
とはいえ、すべての企業が面接時にスーツを着ないと悪い印象を持つわけではありません。
面接時の服装なんて、まったく気にしない企業もたくさんあります。
極端な例ですが、人手が足りなくて、すぐに採用したかったようで、ある企業に応募の電話をかけたときに
「今すぐ面接に来て!私服でいいから!」と、即面接。即採用。のところもありました。
では、どの企業が面接時の服装を気にしないのでしょうか。
それは求人を見るだけではわかりません。
職場がスーツのようなフォーマルな服装ではなくカジュアルな服装で働くところでも、面接官が「面接のときはスーツを着るべき」という厳しい考えの企業もあります。
いちかばちか、普段着で行ってみる、なんて賭けにでるのは避けましょう!
スーツを着て悪い印象は持たれない
それでも、スーツを着て悪い印象はもたれません。
万が一、不採用になってしまった場合、
スーツを着ていかなかったのが原因かもしれない・・・
といった事態は避けたいものです。
以上、面接時の服装はスーツがベストである理由をご説明しました。
では、スーツがない人はスーツを買わなければいけないのでしょうか?
スーツなんて一万円以上しますね。面接のためだけにわざわざ買っていられません。
次は、スーツがないときの対処法をご紹介します。
面接に着るスーツがないときの対処法4選
行政のスーツ貸出サービスを利用する
ハローワークや就職支援を行っている行政機関では、面接時のスーツを無料で貸し出すサービスがある場合があります。
ハローワーク船堀
ハローワーク府中
マザーズハローワーク横浜
滋賀マザーズジョブステーション
マザーズジョブサポート山形
ハローワークをはじめとした公的機関では、子育て中の女性の再就職のためにマザーズコーナーを設置するなど、子育て中の女性が仕事をするためのサポートに力を入れています。
お近くのハローワークに問い合わせてみて、ぜひ活用しましょう。
ただし、利用するにはいくつか注意点があります。
- 事前登録が必要(時間がかかる)
- ハローワークで紹介された求人の面接の場合のみ貸し出す
- 返却時のクリーニング代は自己負担する(千数百円程度)
- ”子育て中の女性”など利用者の条件がある
などといった条件がある場合があるので、よく確認しましょう。
スーツレンタルサービスを利用する
スーツレンタルサービスもあります。
数千円の費用はかかりますが、スーツを買うよりも安く済ませることができます。
宅配便で送られてきます。日にちには余裕をもって準備しましょう。
スーツレンタルサービスは、返却時クリーニングが不要な場合が多いです。
また、返却は宅配便で送り返すのですが、送料はかからない場合がほとんどです。
利用方法をよく確認してからお申し込みください。
レンティオ
レンカ
家にある洋服を活用する
面接にはスーツがベストではありますが、どうしてもスーツが用意できない場合は、家にある洋服を活用しましょう。
上は、白のカットソーやブラウス。寒い季節は黒のカーディガン。
下は、黒やネイビー、グレーのパンツやスカート。(デニム素材はダメ)
シンプルな服装なら大丈夫です。
個人的に、上が白だと清潔感が出て、「面接のためにキチンとした格好をした」感がでるのでおすすめです。
それでも、カジュアルな洋服はおすすめしません。
冒頭でお伝えしたように、良い印象を持ってもらえない場合があるからです。
安く購入する
ユニクロ、しまむら、ハニーズなどファストファッションでは、安くスーツを売っているので、買ってしまいましょう。
そして、その洋服を通勤着にしてしまいます。
(筆者は、離婚後の再就職の際はハニーズでジャケットとスカートを購入して通勤着にしました)
面接にはスーツがベスト。間違いはありません。
でも、スーツが用意できない場合は、スーツに近いキチンとした格好をしましょう。
最後に、こんな格好ではダメですか?という質問をいくつか受けてきたのでご紹介します。
面接時のスーツについてよくある質問
入園式・入学式に着たセレモニースーツではダメですか?
先に結論を言いますと、ご本人がそれでいいと思うならOKです。ですが、おすすめはしません。
なぜかというと、面接官にはわかるからです。
冒頭でもお伝えしましたが、筆者は面接官を務めたことがあります。
面接では、入学式のスーツを着てきた応募者がいました。
入園式・入学式で着るようなスーツは、ラメが入っていたり小さなリボンがついていたり、華やかなデザインになっています。
そして、面接官は何人も面接します。
他の人がスーツを着ている中、ラメが入っているスーツは、やっぱりわかってしまいます。
いじわるな言い方をしますが、
「大事な面接なのにスーツを用意しようとしないで、間に合わせのものを着てきたいい加減な人。仕事でも大事な場面でいい加減なところがでるかもしれない」と思われても仕方ありません。
それでも採用される人はいるかもしれません。
ただ、正直言ってちぐはぐで、いい印象をもたれない可能性があるので、それをあえてすすめることはしません。
靴やバッグはどうしたらいいですか?
靴は黒のパンプス。バッグは黒のバッグがベストです。
スーツレンタルを利用する場合、靴とバッグも合わせて借りられるので一緒に借りるのをおすすめします。
洋服と同様、スニーカーなどカジュアルすぎる靴は避けましょう。
喪服でもいいですか?
黒いジャケットなら喪服があります。喪服でもいいですか?と質問を受けたことがあります。
おすすめしません。
正直驚きましたが、質問してきた方もスーツがなく、わざわざスーツを買う余裕もない中で一生懸命考えたのでしょう。
喪服であると面接官にはわからないでしょう。
でも、縁起がよくないです。応募先の会社に失礼にあたります。
黒のジャケットならなんでもいいというわけではないです。
面接用のスーツをわざわざ用意するのが面倒な気持ちはわかりますが、そこは面倒くさがらずに用意しましょう。
採用まであと少し。大切なのは清潔感!
スーツがない場合は用意するのに手間がかかりますが、あと少しで採用なのでしっかりと用意しましょう。
せっかく面接を受けるのですから、採用されたいですね。
大切なのは清潔感です。好印象を持たれる服装でしっかりと面接にのぞんでください!